●調子が悪くなってきている時のサインと行動プラン
物事が崩れ落ちていっている時 ― まずいことになっていっているということを教えてくれるサインを書きます。例えば「四六時中悲しい感じ」とか「声が聞こえる」というようなサインです。そして、「元気に役立つ道具箱」を使って、強い行動計画を作ります。それは可能な限り気分を良くすることだったり、もっと困難になってしまう状況になってしまうことを防ぐのに役立ちます。
もしもの時(ギリギリの時)のために、「この時はこれをやる」とあらかじめ決めておき、使う。いざという時に助けてくれるプランです。
このプランを機能させるには大切なことがあります。それは「サイン」に気付いたら、対応する「道具」をきちんと使うということです。この「調子が悪くなってきている時」の「道具」は「明確な指示」によって使うという感じです。このぷらんは危機的な状況下での自分への「指示書」なのです。
書き方は「○○○の時には、・・・しなさい」「○○○の時は、・・・すること」というように、自分への「指示・命令」としておくか、あるいは、「○○○の時は・・・を許可します」「○○○の時には、・・・してもよい」というように、自分に「許可を与えるもの」としておくと良いと思われます。
この「サイン」に気付いた時、すぐに使う「道具」を決めておくことで、「いざという時の道具」が人生を力強く助けてくれます。
【1】今が自分にとってギリギリだということを教えてくれる「サイン」は何か。
その時に
【2】(あれこれ考えるのではなく)すぐに「使う」と決めていることは何か。
いつも使う方法ではありません。それは周りの人に与える影響が大きいからです。危機的状況下では必ず使う事を決めておきます。
≪1≫調子が悪くなってきている時の例(特定的に)
○仕事に集中できない
○何をやっていたのか忘れてしまう
○感覚が鋭すぎて、壊れやすい感じがする
○人に対して理由のつかない反応をする
○人への要求がとても強くなる
○寝れない…(どのくらいの期間?)
○いつも寝ている
○食事をしなくなる
○考えが頭の中を駆け巡る感じがする
≪2≫調子が悪くなってきている時の行動プランの例
○主治医や医療・保健・福祉関係者に電話し、アドバイスを求め、それに従う
○最低3日間、仕事やその他の責任から離れる
○サポーターと話をする
○誰かに一緒にいてもらう
○さらに調子が悪くなった時に、自分を傷つけないような手配をする
○日常生活管理リストにあげたことを行う
○ピア・カウンセリングを2回、深呼吸リラクゼーションを3回、フォーカシング・エクササイズを2回行う
○30分間、雑記を書く
○30分間、運動する
【1】私の「調子が悪くなってきている時のサイン」
まず「調子が悪くなってきている時のサイン(今が自分にとってギリギリだということを教えてくれる「サイン」)」を考えます。
○原因は様々ですが「希死念慮に駆られる」ようだと私はギリギリです。
【2】(その「サイン」に「使う」)私の「道具」
次に、その時に「(あれこれ考えるのではなく)すぐに「使う」と決めていることは何か」を考えます。
○親しい人に相談する。もしも原因がわかっている場合は、その原因に対応できる専門家に電話やメールで相談する。
※※≪もしも「希死念慮に駆られた時」は「(親しい人あるいは専門家に)相談する」ことです。≫※※
まず、妻や母や友人に相談する。 → 「親しい人や友人と過ごす。」 → それにより「嬉しい自分への他己評価をもらった気分になる。」という道具を併用することになります。
しかし、親しい人にこそ、話せない時もあるはずです。幸いにもある程度頼れる社会資源の利用先を私は知っています。 → そこで「得意な分野を追求する。」道具を使います。
上記を書いている時に、道具が足りないことに気付きました。
※道具箱に「(親しい人あるいは専門家に)相談する。」を追記しました。
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