[平成29年07月13日(木)]
09:00 受付開始
09:30 開会式 アナウンスメント
09:45 ウォーミングアップ
10:00 寺谷隆子 講演会 『経験は人生の知恵袋』
11:30 チェックアウト
11:45 ランチタイム
13:15 アナウンスメント
13:25 オリエンテーション
気分調べ
14:00 演習1『エンジン始動のための演習 他己紹介』
14:15 コーヒーブレイク
14:35 セルフヘルプグループ育成講座 第2章
15:45 チェックアウト
16:00 終了
[平成29年07月14日(金)]
10:00 アナウンスメント
ウォーミングアップ
演習2『決定の自分史』
演習3『期待(誰が何を言っているの)』
チェックアウト
12:00 ランチタイム
13:30 アナウンスメント
演習4『自分自身に対する気持ち(感情)』
演習5『得意の一歩』
コーヒーブレイク
チェックアウト
15:30 修了式
16:00 交流会
《詳細》花を中心に、椅子で輪を作り、2日間、ピアカウンセリングの基礎を学びました。参加者には、JHC関係者の他に、支援者の方や、高齢の方や、遠方(広島)からいらした方などがいらっしゃいました。
≪第1日目≫
〇開会式で、JHC板橋会理事長の寺谷隆子先生より、開会の挨拶がございました。「これからの道を歩めるようにしたい。丸ごとの人間理解が大切です。」ということでした。
〇ウォーミングアップとして、簡単な手足の運動を行いました。
〇寺谷隆子の講演会「経験は人生の知恵袋」があり、先生の子供の頃からの話を伺いました。戦争の話や、愛する人との死別、今までの苦労が語られました。「誰もが社会の構成員であり、障害の有無や年齢に関わらず、誰もがより良く生きられる、社会貢献と呼べるような、貢献をしていこう。」また、JHCの沿革や組織の詳しい説明があり、地域に根付いた社会福祉法人であることがわかりました。障害者総合支援法については、「自分たちのことを抜きに、自分たちのことを決めるな。」という、社会的包摂(ソーシャルインクルーシブ)が語られました。また、「支援ではなく、共助・共創である。」「教えることは学ぶこと。学び合う環境が大切。」「信頼関係は経験・強さ・希望を分かち合うことで築くことができる。」「相手を否定せず、認める。」「利用者の権利を大切に。利用者から学ぶ。」「自分たちが自分たちであることを表現せずに生きていけるか。」と言ったメッセージも頂きました。
〇オリエンテーションで自己紹介し、気分調べを行いました。この時の私の気分は「エアコンからの冷気のような、心地良い気分」でした。
〇演習1の『他己紹介』では、二人一組となって、①所属、②下の名前の由来、③もしも行けるとしたら、世界中のどこ?という話をした後、自分のパートナーの紹介をしました。私は、④として、パートナーのイメージも付け加えて話しました。
〇セルフヘルプグループ育成講座から、第1編、自分の話し方について3分の対話を行いました。第2編、①ハイ・イイエ(・ワカリマセン)型質問、②説明型質問、③選択型質問を理解しました。第3編、第2編を実践しました。第4編、自分の話し方について学びました。「私は多弁なのですけれども、話をする時は、時系列や起承転結ではなく、大切なことをはじめに話すようにしていて、その後、その内容を説明する傾向にあります。わかりにくい時は、時系列や起承転結で話を進めるよう、指示して下さい。」と説明しました。
〇チェックアウトでは、「今日の振り返りと明日の準備をしたいと気負っています。」ということを、その時の気分としました。
≪第2日目≫
〇ウォーミングアップでは、「本・スポーツ・季節・食べ物・動物」の中から好きなことを話すということをしました。私は「本」を選び、「トルストイの『光あるうちに光の中を歩め』が好きです。」と話しました。また、始めの気分調べでは「断食をしている気分です。」と答えました。
〇演習2の『決定の自分史』では、大きな意味を持つ決定として「進学・就職・結婚」を挙げ、「結果的に自由な決定をさせてくれた両親に感謝したい。」と述べました。
〇演習3の『期待(誰が何を言っているの)』では、私の周囲の人が私に「しっかりしなさい」とか「人を大切にしなさい」と言っているのが聞こえました。
〇チェックアウトでは、「お腹も、心もいっぱいです。」と答えました。
〇演習4の『自分自身に対する気持ち(感情)』では、20の文章を完成させて、寺谷先生に、自分のことを良く分かっていると、ほめられました。
〇演習5の『得意の一歩』では、参加者の方々から、心地良いお言葉を書いて頂き、大変うれしく思いました。その紙は記念の一枚になりました。
〇チェックアウトでは、「昨日・今日の出会いに感謝し、ここにおられる方全員の今後の幸福をお祈り致します。ありがとうございました。」としめくくりました。
〇修了式で、修了証を頂き、安心しました。
〇一時間ほど交流して、皆で「見上げてごらん夜の星を」を合唱して、帰ってきました。
《感想》寺谷先生の講演会で出てきた数々のメッセージは、本当に大切なものばかりでした。私は特に「利用者の権利を大切に。利用者から学ぶ。」ということを忘れないようにしたいと思います。始めの演習は浅い自己開示で済みましたけれども、演習を重ねるごとに、深い自己開示を要求されるようになり、精神的には、しんどいものがございました。演習の実践がピアカウンセリングの本質なのではないかと思います。